コンプレックス

今日、生まれて初めての話を聞きました。

「わたしは、運動神経がいいことがコンプレックスだったの」

え?運動神経がいいことがコンプレックス?

思わず聞きかえしてしまいました。

 

わたしが運動神経の悪かったことは、このブログでも、なんどか告白しました。

それはもちろんコンプレックスでした。

運動会の山場は、ラスト種目の紅白リレー。

ギャロップの音楽が流れる中、風を切って走る人たちをみていると、憧れで胸が苦しくなっていました。

足も、速かったんですよね?

「そうなのよ、わたし、同級生の男の子たちよりも速かったの。

だから小学生のころは、鬼ごっこしても、男の子もみんなわたしが捕まえてたよ。」

凄い! それが、なぜコンプレックス?

「自分より運動のできる女の子を、男の子は恋愛対象に見ないよね。

同級生のかわいらしい女の子たちがラブレターもらう頃になっても、わたしはもらわなかったし。

だから運動神経のいいことはコンプレックスで、私は結婚できないと、大人になるまでずっと思っていたの」

 

ふうん。そんな気持ちがあるのですね。

今は既婚者の彼女。

会社勤めをするようになり、彼女がジョッキでビールをあおる姿をご主人様が見初めてお付き合いが始まり、ゴールインされたそうです。

 

それにしても、運動神経のいいことがコンプレックスになるなんて。

ある人にとって胸が苦しいほど憧れるものが、別の人にとっては悩みの種になると知って、コンプレックスってなんだろうと、なんだか考えさせられてしまいました。

                                  (写真、yama-p (きなこ)

 

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https://www.youtube.com/watch?v=5NKm6IYqMe8