自分を信じる

カーステで、娘が合唱曲を聴いていました。

 

いつもボーカロイドとか、歌ってみた、とか、どうやったら聴けるのかアプローチの仕方もわたしにはわからない未知の歌ばかり聴いているのに、時間が逆戻りしたみたいな選曲は、どういう心境の変化?

 

そう思いながら、一緒に聴いていました。

 

「なつかし~」と言うので、

 「なんていう歌?」と尋ねれば、

 「信じる。」

 

ああ、そういえば、聴いたことがあるような。

たしか中学校のときの合唱曲でした。

 

なつかし~と、わたしも思って聴きながら、そういえば、「信じる」と歌う歌って多いなあ、と思いました。

あなたを信じる、と歌う歌もあるけれど、わたしを信じる、という歌も。

「げんきなこ」にも、信じる、という言葉を使っている歌が、1曲だけあります。

「エール きみを信じてる」です。

でも、げんきなこには「わたしを信じてる」という歌はありません。

 

自分を信じるって、どういうことなのかな?

そもそもわたしは、「わたしを信じている」と感じたことがあったかな?

たとえば受験のとき、「絶対、わたしは合格する!」と信じられたこと、あったかな?

答え、「ないです。」

なにか、ないかな、ないかな?

一生懸命、記憶をかきまわして探しましたが、ない!

ないじゃ、ありませんか!

 

思わず頭を抱えてしまいました。

これは、どういうことなのだろう。

 

元気さんにも尋ねてみました。恐る恐る。
―自分を信じてる、って思ったことある?
「は?それは難しい質問だね。」
―あるの?
「ないねぇ。」
 

ちょっとホッとしているワタシ。
でも私たち、よほど自信のない夫婦なのかもしれません。

 

でも、これってどういうことなんだろう。

ちょっとゆっくりと考えてみようと思います。    (写真、yama-p)  (きなこ)