田中祐子さん 短歌集出版記念講演会を開催します。

昨年、90歳のお誕生日を迎えられた田中祐子さんは、わたしたちパーキンソン病友の会のお仲間です。

 

誰よりも前向き、どんなときも、どんなことにも弱音を吐かれない田中さんが詠まれた709首の短歌が、このたび幻冬社から出版されました。

タイトルは「生きる」

90歳で、歌人デビュー!

なんてすばらしい!

「田中さん、ギネスではないですか?」

とお尋ねすると、

「いえ、そうじゃないようですよ。

でも、まさか90になって本が出ようとは、思ってもみませんでした」

 

そうですよねぇ。

でも、こうなったら、ぜひ、「サラダ記念日」を越えるベストセラーを目指そうではありませんか。

 

というわけで、これをお祝いしようと、患者会で、田中祐子さんの出版記念講演会を企画しました。

題して「祝 田中祐子さん 出版記念講演会」。

 

講演会は、完全手作り。

横断幕は、平成の絵師、大上克己さんにお願いしました。

「何十年も前に、友人の結婚式の横断幕を書いたときは、サッとうまくいったんだけど、今は手が震えるし、文字が濃くなったり、薄くなったり・・・、こんなに時間がかかるとは思わんかったわ。」とは、ご本人の弁。

 

来てくださった方に、何かお土産を、と私も栞を作りました。

短冊の表に田中さんの短歌、裏には大上さんの花の絵をあしらって、2枚合わせてラミネートをかけ、さらに穴をあけて、リボンをつけたら仕上がり。

2日間の夜なべの末、作ること100枚。

我ながら、なかなかの出来。

一足早く、昨日、田中さんにお見せしたら、

「まあ!、いいのができたじゃありませんか。

大上さんは、似顔絵だけじゃなくて、こんな素敵な絵もお描きになるんですね」

と喜んでくださいました。

 

そして、もちろん講演会のメインは、「生きる」と題した田中さんにご講演。

被爆者である田中さんの戦争体験のみならず、これまで90年を生きてこられた思いをお話しくださるそうです。

どうぞ多くの方のご来場をお待ちしています。

 

日時 3月31日(日)14時から15時30分

場所 総合福祉センター あいプラザ 2階リハビリ室

(廿日市市新宮1-13-1 電話 0829-20-0294)

駐車場 あり

入場 無料

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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コメント: 5
  • #1

    スミピー (水曜日, 03 4月 2019 03:01)

    そんな素敵なイベントがあったとは!?
    ブログの拝見をしばらく怠ってたせいで残念なことをしました(涙)
    本はもう発売されてるんですか??

  • #2

    スミピー (木曜日, 04 4月 2019 15:17)

    本、Amazonで購入しました!

  • #3

    きなこ (金曜日, 05 4月 2019 11:42)

    スミピーさん、こんにちは♪
    お久しぶりのコメント、ありがとうございました。
    うれしかったです。
    そうなんですよ。
    田中さん、素晴らしいことですよね。
    当日も、あたたかい雰囲気で、翌日、田中さんからもあかるいお声で「ありがとう!」とお電話をいただき、わたしたちも、とてもうれしかったです。
    田中さんのお作りになられた短歌で、
    「パーキンソン 病む我なれど 人生は今最高と思うこの頃」
    というお歌があります。
    さまざまなおつらい事もたくさんあった90年だと思いますが、
    生きていれば、こういう気持ちにたどり着けるのだなあ、と
    この歌は、とても強く心に残っている短歌です。
    私自身は、なかなか田中さんほどは強くなれないのですが、ね。
    でも、くじけながら、ずっこけながら、すばらしいお手本がいてくださることを光にしながら、明るいほうに向かって、毎日を過ごしていけたらいいですね♪







  • #4

    しゅうじ (日曜日, 07 4月 2019 19:56)

    私もポチッとしました。ゆっくりと読んでいきたいと思います。https://bit.ly/2WRAwXk

  • #5

    きなこ (月曜日, 08 4月 2019 08:18)

    しゅうじさん、おはようございます♪
    目指せ、サラダ記念日!にご協力くださり、ありがとうございます(笑)
    短歌のいいところは、どこから読んでも、もちろん最初から順に読んでもいいところですよね。
    ゆっくり、お読みください。