似ている

広島市の西隣に呉という町があります。

造船の町、戦艦大和を作った町として有名ですが、最近は、「この世界の片隅に」の舞台として有名になりましたから、そちらの方面から呉をご存知の方も多いのでしょうか。

すずちゃんのイラストのついたかわいいバスも、走っていました。

 

その呉に、パーキンソン病に特化したリハビリをする「PDカフェ呉」がオープンしました。

元気さんは、「PDカフェ呉」に参加するわけではないのですが、オープニングをお祝いしようと、大阪からも２組のご夫婦、広島県内からも患者仲間の方々が集まられるというので、わたしたちも「ランチを一緒にどう？」と、声をかけてもらい、元気さんと二人で仲間にいれてもらいました。

 

陽光の中、自衛隊の大きな船の浮かぶ海を一面に見渡すガラス張りの席で、おしゃべりしながら食事をいただいていたのですが、今回初対面のHさんが、まるで我慢していたしゃっくりが飛び出したように、突然、「きなこさん！、主人の姉に似ているの！」と言われました。

「ねぇ、あなたもそう思わない？」とHさんから言われたご主人様も、「うん、僕もそう思っていた」と言われ、わたしの笑い方を見ては「似ている♪」、話すのを聞いては「似ている♪」と言われるのです。

 

どこへでも二人で車で出かける、二人でエアロビクス教室に通い、一番後ろで一緒に踊っているんだ、という仲良しご夫婦は、美男美女で、「わたしに似たお姉さま」がいらっしゃるご主人様は、潮風の匂いがしそうな、松崎しげる似のハンサム紳士。

五木ひろし、とか、元皇女の黒田清子さんに似ていると言われてきた典型的な日本人顔のわたしが、「大阪の松坂しげる」さんのお姉さまに似ているというのは、これまたいかに、と思ったのですが、お二人が口を揃えて「似ている！」と言われ、別れぎわには、「では、お姉さん、さようなら♪」とおっしゃったくらいですから、相当に似ているのでしょう。

短いランチタイムでしたが、不思議な、心愉しいご縁をいただいた一日でした。　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（写真、yama-p)(きなこ）

 

 

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