代わりに得たもの

今朝のスミピーさんのコメント、とてもうれしかったです。

ありがとうございました♪

元気さんも書いていましたが、昨日はいろいろな意味でとてもうれしいライブでした。

 

ところで今日、スイカを食べながら、元気さんがつけたテレビを一緒に見ていたら、なんとも面白い鳥が画面に現れました。

四六時中、ずっとビートを刻んでいるように動き続けている鳥で、名前はアメリカヤマシギ。

ご存知でしょうか?

「ダンサー鳥」として、ネットでも話題なのだそうですが、その動きは、ダンサーと言うか、間違って山の中に落っこちて、どくんどくんと脈打っている誰かの心臓みたいな感じです。

でも、なんでこんなに四六時中動いているの?、そのわけは?!ということをテーマに番組は進行していました。

 

でもわたしが、ダンスより、もっと、へぇ!と思ったのは、アメリカヤマシギの目が360度見えるということ。

上も見えているそうですから、地上のすべてが見えている、というわけです。

凄い!

でも、思ったのですが、それなら、ヤマシギだけでなく、すべての生物がそうであればいいのに。

そうすれば、シマウマはライオンに襲われないし、アザラシは白熊に食べられません。

 

ぼんやりそんなことを思いながらテレビを見ていて思い出したのが、ご近所のYさん。

彼女は、料理上手なトールペイントの先生です。

映画も大好きで、車をかっとばしては、たくさんの映画を見に行っています。

絵のこと、映画のこと、読んだ本のこと・・・。

心豊かな彼女とのおしゃべりはとてもたのしいのですが、でも団地の道ですれ違っても、彼女はたいていわたしに気がつきません。

空をみたり、風を感じたり、彼女はたぶんそんなことに心がいっぱいで、すれ違う人のことなど視野に入っていないのでしょう。

 

ヤマシギは、他の生き物から襲われないために、360度の視野を得て、でもそこから四六時中入ってくる視覚信号を感知するだけでいっぱいで、空の美しさや、風の心地よさを感じる能力は小さくなってしまっているのかもしれません。

シマウマやアザラシや、そして人間は、心身を守るための能力は小さいけれど、その代わりに感じることのできるものがあるのかもしれない・・・。

 

スイカを食べながら、ぼんやりそんなことを考えながら、「ダーウィンが来た」を見ていました。                 

                        (写真、ジュリエットさん)(きなこ)

 

♪写真をクリックすると、「きみといた日々」をお聴きいただけます。

https://www.youtube.com/watch?v=Vw3PnWzVSlE&feature=youtu.be