夢の親子

げんきなこの活動を始めて、うれしいことのひとつは、歌がきっかけで、うれしい「出会い」とともに、うれしい「再会」もあることです。

TさんY君親子との再会も、そのひとつ。

 

最初に二人に出会ったのは、わたしたちがまだ社宅に住んでいた頃。元気さんに病気の影もない、転勤族のサラリーマンだったころのことです。

Tさん親子は有機栽培の野菜や自然食品などを軽トラに積んでは、社宅に販売に来られていました。

ピンポーン、とチャイムが鳴って出てみると、立っているのはいつもYくん。

当時まだ10代半ばだったと思うのですが、幼い面影を十分残した少年は、洋画が大好きで、野菜を売るより映画の話をすることに一生懸命な男の子でした。

 

つい最近、ひょんなきっかけで再会したYくんは、すっかり青年になっていて、映画の話の代わりに、海外旅行で撮ったというたくさんの美しい写真を見せてくれました。

たこ焼きを焼いたり、野菜を販売したりしながら、二人はいつかパン屋さんを開きたいという夢を持っていて、とびきり裕福というわけではないみたいだけれど、あちらこちらたくさん海外旅行にも行っていて・・・。なんだか物語から飛び出したみたいな親子さんです。

夢の話はたのしくて、どんなパンなの?お店でランチも出したら、などと、話が尽きない再会のひとときでした。

                           (ふなえみゆきさん) (きなこ)

 

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コメント: 2
  • #1

    しゅうじ (月曜日, 20 2月 2017 12:42)

    プロ意識を大事にしてそこは深掘りし続けていらつもりですが、大局に立って全体最適を求めるのが夢で元気さん同様かなりの夢追い人だと思います。ですが何かを立てれば何かが立たず現実は厳しいですね。いつの日か夢を忘れようとしていた時がありましたが、その頃はとても腑抜けでした。恥ずかしながら朝目を覚ましたら一番に目に付くところに夢が観えるようにしています。やはり少しシャキッとする感じがします。

    ふなえみゆきさんの絵と言葉。良いですね。

  • #2

    元気 (月曜日, 20 2月 2017 13:17)

    夢は、自分ひとりで追う者なのですが、なんというか、いろんな条件がかさなり、追うべきときが来るような気がします。それはなんというか不思議な力に導かれてという感覚に似ているかもしれません。人生って不思議ですね。