心に残る曲 Dear

私の心に残る曲 Dear

 

 

Dear この楽曲は、とてもとても大事な私にとって宝物のようなものです。

私は小学6年生から高校を卒業するまで山口県の岩国市で過ごしました。学生時代も岩国にゆかりのある寮にお世話になり、本籍地は異なりますが、岩国は私のふるさとそのものなのです。

 

 

この病気を罹患して、心を閉ざすようになってからそのふるさと岩国がはるか遠くに感じられるようになり、同窓会の誘いがあってもその日に用事を作って少しでも自らの場所を岩国から遠ざけようとしていました。

そのころ、高校同級生のインターネット掲示板があるのを知り、みなが集っている写真をまばゆく見ていました。

そのとき、キナコが「同級生は暖かいよ、飛び込んでいってごらんよ」とアドバイスしてくれましたのですが、私にとっては決定打となる言葉であり。何かがはじけた感覚で、掲示板に自らの状況を書き込みました。

その瞬間から、硬く閉ざしていた私の心の中に温かい風が入り込み、北風と太陽の物語のごとく、ごく自然に一枚一枚と殻を脱がされていきました。このときの心地よさ例えようがないほどでした。

 

その温かい風の中で、大阪在住の高校同級生(熱狂的な母校野球部ファン)から、母校の甲子園出場を機に、母校野球部の応援歌を作らないかと打診されました。

私は、ああこれでふるさと岩国に帰ることができると直感し、二つ返事で制作の宣言をしたのです。

 

それからというもの、まさに寝食を忘れて音つくりに没頭しました。作詞作曲担当のキナコから、ゆずの「栄光のへの架け橋」のようなイメージでアレンジしてとのリクエストを受け、自分なりに租借しスチールギターを主体としたアレンジという方針を決めました。

この音つくりで苦労したのは、スチールギターを多く使うので、どうしても同じ周波数の音が干渉しあい、音のこもり感が拭い去れないこと、また音の展開にも腐心しました。

 

完成したときネットを通じてその同級生に聴いてもらったところ、「こみ上げて来る」とのコメントをもらい、おもわずこちらも「こみ上げてきた」のを覚えています。

その後、母校のグランドで野球部選手ならびにご父兄の前で披露させていただくという最高の場を与えていただきました。

また翌日には、岩国駅前中通商店街で開催された「酒祭り」で歌うステージを提供いただき、多くの同級生との再会を果たすことができました。

 

 

この楽曲は、その後いろんなところで歌っていますが、多くの会場に同級生や高校先輩、後輩にお越しいただき、母校高校応援用のタオルを振っていただいています。

 

 

 

さらにこの楽曲は、キナコの出身地高校(山口県光市)でも、披露する機会をいただきした。

全校の皆さんの前で歌わせていただいたのです。このときお世話していただいた先生も高校の同級生でした。

特にこのDearは。吹奏楽部の先生のご尽力により、吹奏楽部演奏によるコラボが実現しました。このコラボ実現に当たっては、先生の愛弟子であられるK様が、吹奏楽譜を制作いただいたことが大きな力となりました。

今振り返ってみますと、原曲コードは簡単なものだったのですが、キナコの声の高さにPCで移調したもの(PCではキー操作ひとつでコード変換できるが、結果大変難しいコードとなった)を忠実にトレースいただくとともに、またコードの誤りも幾つかあり、吹奏楽譜とするのに相当な苦労を伴ったことが容易に想定され、改めて深く感謝申し上げます。

 

当日の演奏はそれはすばらしいものでした。

今、同高報道部による取材を受けており、ドキュメンタリー番組を制作いただけるとのことで、うれしい限りです。

 

 

さらに音楽の師と仰ぐ箱庭楽団さんとのエレキコラボも実現しました。

またこのときうれしいことに「みるきぃさん]も飛び入りでダンスを披露していただきました。

 

 

さらにさらに、このDearは患者仲間の皆さんにも評判がよく、Dearコーラスバージョンをシェアしていただき多くの方にご視聴いただきました。

 

 

さまざまな縁を運んでくれたDear、この楽曲にめぐり合えたことに感謝です。(元気)

 

 

3曲聴いて下さい。

Dearコーラス

Dear吹奏楽とのコラボ

Dearエレキギターとのコラボ

 

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コメント: 2
  • #1

    しゅうじ (月曜日, 23 1月 2017 12:34)

    作品に込めた情熱、汗、涙はそんなこと期待してないのに後で御返ししてくれるんですよね。最近、感じるようになりました。

    Dear 何度聞いてもいい曲です。

  • #2

    元気 (月曜日, 23 1月 2017 19:58)

    いつも頭の中にあります。ただし、わたしたちの活動が、押し付けになってはいけないので、あくまでも楽しい音楽一本で勝負していきたいです。(わらながらカッコいい~)