サントリーオールド

最近、YouTubeの自動再生がお気に入りで、家にいるとき、よく流しっぱなしにしています。
で、今、流れてきたのは、サントリーオールドのＣＭソング。
ボンボンボボン　ボボボボン、という、あれ。
思わず用事をしていた手を止めて、もう一度再生。
この歌、なんだか涙が出そうになりませんか。
再度繰り返し聴きながら試聴コメントを読んだら、「泣きたくなる」と書いてあったので、ああ、やはりみんなそうなんだ、と思いました。
ＣＭソングだし、歌詞もあるにはあるようですがあまり知られていないし、だからみんな、特にこの歌に思い出があるわけでなく、ＣＭが流れていた時代への郷愁が、泣きたいキモチにさせるのでしょうか。

帰りたい。帰れない。
二度と戻らない。
手に触れない。
今、「あの頃」を、一分一秒恋しがっているわけではないのに、それでも歌を聴いてこんなにせつなくなっている「あの頃」。
それにしても、「歌」って不思議ですね。
たった数分前、歌を聴くまで、泣きたくもせつなくも何ともなかったのに、今、この気持ちの変化は何だろう。
もしかして、これぞ信用できない「女心と秋の空」なのでしょうか。

                                                                                        (きなこ）

写真は私（元気が幼かったころの家族写真です。こんなときもあったんだね）

                                                                                       （元気）