赤いスイートピー

「団地のおうちレストランでウクレレのライブがあるから行きましょう」と、ラジオパーソナリティーのえつこさんに誘っていただき、元気さんと一緒にいきました。

 

演奏者はウクレレを始めて8年の素敵なママさん3人で、[夏の夜空]をテーマに1時間弱、歌あり、谷川俊太郎さんの歌紙芝居ありのたのしい時間を過ごさせていただきました。

 

夏の夜とは関係ないけれど、演奏曲の中に、「赤いスイートピー」がありました。

ピアノとウクレレによるインストルメンタルの「赤いスイートピー」。

口づさみたくなるのをぐっとこらえながら、うっとりきいていました。

 

 その気持ちが残っていたのでしょう。

家に帰って机に向かったら、「赤いスイートピー」の歌詞が書きたくなりました。

学生時代、授業中やテスト勉強のとき、ノートや教科書の端に好きな歌詞をよく書いてたっけ。

 

 春色の汽車にのって、海に連れて行ってよ

タバコのにおいのシャツに そっと寄り添うから

なぜ知り合った日から 半年過ぎても

あなたって手も握らない

I will follow you

翼のはえたブーツで

I will follow you

同じ青春走って いきたいの

線路の脇の蕾は、赤いスイートピー

 

 先日のブログで、一生のうちに「津軽平野」みたいな歌を作ることができたら、と書きましたが、「赤いスイートピー」も、聴くたびに、そう思う歌です。

 

 歌詞を書いてみて気がついたのですが、タイトルにもなっている「赤いスイートピー」の言葉のある最後の一行「線路の脇の蕾は、赤いスイートピー」って、それまでの歌詞の内容と、直接関係ないんですね。

それでも、それがタイトルにもなって、歌の世界を決定づけていること。

初々しい二人の物語から、ポンと話が変わったところに、二人の世界を象徴する風景を描く松本隆さんの歌詞の世界は、やはり凄いなあと感じました。

                          (写真 広島国際大学で)  (きなこ)