リハビリ入院

パーキンソン病友の会広島県支部の会報 夏の号が発行になりました。

友の会の支部長をさせてもらっている元気さんは、いつも巻頭言を書かせていただいています。

夏の号の巻頭言は、「リハビリ入院」というタイトルでした。

 

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今年の6月初旬から7月までの約一か月弱の間、通院先の病院に入院しました。目的は規則正しい生活を実践するとともに、リハビリにより症状の改善を図ることでした。

主治医からは服薬量はすでに限界に近いと言われていて、今回の入院により服薬以外でできる限り改善を図ろうと私自身も覚悟を決めて入院に臨みました。

リハビリには、理学療法士、言語療法士、作業療法士の3名の先生方から毎日指導を受けましたが、いずれの方も若く、かつ治療に対して全力投入されていることをうかがい知ることができ、私も思わず力が入りました。

リハビリを受けた直後は、おそらくドーパミンが脳の活性化に一時的に多く費やされたためか、体が一時的にオフとなりましたが、30分程度経過すると服薬せずとも再びオンに戻るという状態が続きました。

さらには、不摂生ゆえに、体重が自己最高記録を更新し続けていましたが、食事が1日当たり1600カロリーに制限され、間食は厳禁とされました。

そして、その成果は驚くべきものでした。体重約8㎏減、首下がりも改善し、さらに最もうれしかったことはパーキンソン病となり言葉が不鮮明な状態となっていましたが、うれしいことに昔の自分の声がよみがえったと実感できたことです。まさに感激の極みでした。

知り合いの医者でありパーキンソン病患者である方に、リハビリによる改善が認められたことをお話ししたところ、現在制定されている.パーキンソン病治療にかかるガイドラインは、症状の進行度合いと服薬量、種類に関してであって、リハビリも含めたガイドラインが制定されることを願っているとのことでした。早速その旨を理学療法士の先生にお伝えしたところ、「大いに賛同します。じつはかねてよりパーキンソン病と診断されたその日からリハビリを開始してほしいというのが自分の思いです」と語られました。

おかげさまで、大変ありがたい治療を施していただきました。

大事なのはこれからの日々の療養生活です。

毎日自分自身と向かい合いながら、生きていきたいと思います。

                                (写真  yama-p)(元気)

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コメント: 2
  • #1

    コロン (金曜日, 23 8月 2019 05:07)

    写真をみせて頂いたときビックリしました!この学生ぽい方はどなた?まさかきなこさんの3人目のお子さん?えーー!元気さん??周りの反響はすごかったですね!でもこれからが戦い!
    私はなが~い孫の手を持っています。(200キロメートル位の)甘い物に手を伸ばすとパチン!といきますから気をつけてください。まずはご苦労様でした☆

  • #2

    げんき (土曜日, 24 8月 2019 19:01)

    コロンさん、ありがとうございます。最近はかき氷大盛りを2皿食べるなど、昔の状態に戻りつつありますが、一応体重は現状維持です。
    最終目標到達までなんとか頑張ります。