春のきざし

患者会の事務局のお世話をしてくださっているAさんの体調がここ半年くらいかんばしくなくて、みんなで心配していました。

「最近、オフが多くてね。

薬はきかないし、きいてもすぐに薬が切れるし。

新年度はもう、会の手伝いはできないかもしれない」

困ったことも笑ったような顔でお話になるそのやさしい表情で、そんなことを言われるものだから、じわりじわりとかなしい気持ちになっていました。

 

昨日、そのAさんのおうちに、用事があってお電話をしました。

すると奥様が出られて、「主人は今、お風呂に入っているので、あとでかけさせますね」と前置きをされて、

「1月は、どんどん体調が悪くなって、共倒れになるのでは、と思っていましたが、2月になって、どんどん体調がよくなって、ほんとうにうれしいんですよ

リハビリに週2回行きはじめたのがいいのかもしれないんですが、ほんとうに全然違うんですよ。うれしい!

と大喜びのあかるいお声で話してくださいました。

うれしさが電話口からあふれて、私の耳からも元気が入ってくるような

はずんだお声でした。 

 

今回のブログ写真の撮影者、ジュリエットさんも、この冬、ずいぶんしんどい思いをなさっていましたが、

痛みは相変わらずですが、ほんの少し軽減した感じがして、1ヶ月ぶりに通所リハビリに行ってきました」

と、久しぶりに写真を送ってくださいました。

 

体調が悪い、という話ばかりを聞くことが多くて、悲しい気持ちになることが多かったこの冬ですが、春が来ていることを感じるような安心とうれしさを感じています

            (写真、ジュリエットさん)(きなこ)