ヒグマのごちそう

5日ほど前だったでしょうか、少し遠いスーパーにスイカを買いに行きました。

今年最後のスイカが食べたくて、あのスーパーなら、まだきっとある!と見当をつけて行ったのですが、なんてラッキー、最後の1俵のスイカが、私を待っていてくれました。

990円。

少し小ぶり。

でも、「そんなの関係ねえ」!

 

大事に抱えて帰って見てみると、スイカは富良野産でした。

ラベルが貼ってあり、生産者のご家族でしょうか、女性2人男性2人のお写真も載っていて、「北海道産 ふらの ヒグマのごちそう」と書いてありました。

 

「ヒグマのごちそう」!

その素敵なネーミングに、心の中で、「座布団10枚!」と拍手喝采しました。

ラベルには、スイカを抱えるというより馬乗りになったヒグマのイラストも描かれています。

私のふるさとの瀬戸内の島では、スイカは「タヌキとヌートリアのごちそう」で、父は、網をかけたり、かごをかぶせたり、毎夏、知恵比べの喜怒哀楽を繰り返していますが、北海道でのスイカをめぐる攻防のライバルは、ヒグマなのですね。

ちょっと怖そうですね。

 

昨日、北海道で大変な大地震が起こりました。

このブログでも何度か紹介させてもらったクリオネさんは、北海道のオホーツクに近い村、西おこっぺ在住。

「旦那が出張だから、ひま~。

まだ停電が続いてるけど、ガスも水道も来てるから大丈夫! 

役場で、携帯も充電させてもらったし」

昨日、クリオネさんから届いたメールは、弱気のかけらもなく、明るくて元気いっぱいでしたが、でもご主人様が出張中の患者さんが、余震の続く夜を一人で過ごすのが、心細くないはずがなかったでしょう。

 

朝一番に、

「朝早くごめん、夜中の3時に突然テレビがつきびっくり。またいつ消えるかと思い、米といで風呂沸かし洗濯機回し炊飯器スイッチいれ風呂に入り今もついてる」

とメールが届きました。

 

どうか、これ以上ひどい事が起こらないで、地震がおさまってくれますように。

クリオネさんも、「ヒグマのライバル」さんご一家も・・・、皆さんご無事でと、心から願っています。

                           (絵、高嶋宏子さん)(きなこ)

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コメント: 2
  • #1

    スミピー (土曜日, 08 9月 2018 03:26)

    デモソンナノカンケイネェ!!⁽⁽⁽⁽o(‐д‐ヾ) 三ヽ(*´∀`)ノハィ♪オッパッピィ♪(爆笑)
    げんきなこさん、連日のコメント失礼します。
    ラス1のスイカなのにそんな素敵なのが残ってるなんて!
    富良野産で生産者の方々のお写真も貼ってありしかもネーミングが「ヒグマのごちそう」
    ひとつ前のブログできなこさんにご返信いただいたお言葉をお借りするなら、ご縁はなくてもその生産者の方々がこれまた心のなかの住人になり食しながら心があったかくてなるような…素敵な出逢いでしたね。
    ちなみにスイカは「スミピーのごちそう」でもあります(笑)
    北海道の地震大変なことがまた起こりましたね…
    今年は災害が多く、広島も含め被災地の各地に、そしてクリオネさんその生産者の方々にも、一日でも早く平穏な日々が訪れることを祈るばかりですね。
    ラジオ、今日は友達と会う約束をしていますが、その友達も理解してくれて4時半までには家に帰れる予定です。
    楽しみにしてますよ♪

  • #2

    きなこ (土曜日, 08 9月 2018 08:34)

    スミピーさん、「連日のコメント失礼」なんてとんでもない、うれしいですよ♪ありがとうございますね。
    そうですか、スミピーさんも、すいかが「ごちそう」なのですね。
    ブログで素敵な写真を時々ご覧いただいているジュリエットさんも「すいかがご馳走仲間」で、昨年、わたしが筆の勢いでカミングアウトした恥ずかしい話、家族が食べ終わったすいかのお皿を集めて、最後の白いところまで食べる話、その話に、「私も!」と、やさしい同調のメールをくださり、大いに心強くしました。
    そうですか、スミピーさんも、「すいかがご馳走仲間」とは、うれしい♪
    これで「すいかがご馳走仲間」、ジュリエットさんと、スミピーさんと、タヌキと、ヌートリアと、ヒグマと、私と、増えました!(笑)