水をまく

猫の額どころか、ネズミの額ほどもない私の庭に、毎日水をまいています。

 

あれはいつのことだったか、大雑把なわたしが水をまいた後のことでした。

庭で一緒に、草をひいていたか、何か植えていたかした母が、作業が終って家に入りがてら、ふと立ち止まって、「まあまあ、あんたは、水をもらえんかったかね。そうかね、そうかね」と言いながら、わたしが水をかけ忘れた植物に、ひしゃくで水をかけていたことがありました。

 

こんな風に、わたしも育ててもらったのだろうな。そう思いながら、母が水をかける様子を眺めていたことを覚えています。

 

酷暑。炎暑。獄暑。千年猛暑。

お天気キャスターの森田さんが、いろんな言葉で、今年の暑すぎる夏を表現されていました。

水をもらい損ねた植物がないように、気をつけて水をまいています。

                      (写真、ジュリエットさん)(きなこ)

♪写真をクリックしたら、チカタクネをお聴きいただけます。

 

https://www.youtube.com/watch?v=KJb_ZaT-m1M