PDマーケット

昨日はパーキンソン病友の会広島県支部の総会がありました。

 

総会は真面目なものなので、もちろんその部分も元気さんや大上さんをはじめ、みんなで一生懸命お手伝いしたのですが、わたしが一番たのしみにしていたのは、「PDマーケット」です。

 

これは、会員さんから手作りの作品を無償でご寄付いただき、それを来場くださった方の中で希望者される方に、募金と引き換えでお持ち帰りいただく、というものです。

 

患者会は、きっとどこも同じだと思いますが、常に資金難。

少しでもその赤字を埋めることができたらいいね、しかもみんなで楽しくできたらいいね、ということをMさんと相談しながら思いついた『PDマーケット」は初めての試みなので、最初は作品は少なくても・・・、と思っていたのですが、短期間のうちにずいぶん集まって、当日並べた8つの事務机は作品でいっぱい!

作品を眺めながら、あらためて患者さんたちの才能の豊かさを感じました。

 

手作りのティッシュケースやブローチなどなど。

端切れをパッチワークした小銭入れは、ひとつづつファスナーがついた丁寧な仕上がりだし、折り紙とビーズと造花を組み合わせた花束は、花嫁さんのブーケにしてもいいくらい。

それから、これは6年前の全国総会広島大会以来のロングセラー、千年無農薬の竹を冷水の中で4度やすりを変えて磨いた、人気のすべらないお箸『オチの箸」も久々の登場。

米子の友松さんが再出版され、今回のために友の会にご寄付くださった田中祐子さんの短歌集「生きる」。

童話作家、鎌田俊三さんの「ぱお~んおじさんとの夏」。

それからげんきなこのCDもお仲間に。

Mさんが寄付してくださった未使用の日用品やご本の数々もテーブルをにぎやかに。

そして、「PDマーケット」の目玉は、何と言っても、安本洋子さんの絵葉書。

100円以上ご寄付で、安本さんの素敵な絵葉書がもらえるのです!

 

殺風景な事務机に所狭しと並ぶ素敵な作品を、雨音のリズムのようにたのしく引き立ててくれるのは、センス抜群の「ぴちちゃぷらん」さんが作ってくださったプレートやポップ。

 

総会は真面目なものですから、少しぴりぴりと、総会前の準備会場は緊張感もあったのですが、マーケットには縁のなさそうな男性が、どんどん楽しく飾り付けられていくテーブルを眺めて、「見ているだけで、ウキウキするね」と言ってくださったと、後で聞いて、うれしくなりました。

                           (絵、安本洋子さん)(きなこ)

♪ポスターをクリックすると、あけびの実の熟れる頃、をお聴きいただけます。

https://www.youtube.com/watch?v=9Fy5TxG5sJU