小さな世界3

 

昨年、思いがけずいただいて、我が家にやってきためだか。

めだかを飼うための何もないので、帰り道、ホームセンターで水槽と水草を購入し、近所の川で水をすくい、それから砂利も少し入れました。

特売の水草は日に日に衰えて、春が来る前に枯れてしまい、隠れ家代わりに入れたお茶碗と砂利と水の中で、めだかが3匹が泳ぐだけの殺風景の水槽になっていました。

 

ところが。

今、水槽は生命がいっぱい。

砂利の中に妊娠したタニシが1匹混じっていたらしく、いまや水槽はタニシ天国。

真っ赤なカープスタンド並み、は、さすがにオーバーですが、オリジナルたにしの子供、孫、ひ孫・・・、と30匹はくだらないでしょう。

さらに、春の訪れと共に、砂利の中から緑が芽吹き、何だろう、何だろう、と毎日大きくなるのを心待ちにしていれば、どうやらクレソンらしいのです。

そういえば、水をすくってきた川は、クレソンが群生しています。

 

さらに。

つい2日ほど前から、めだかが卵を産みはじめました。

おなかが丸いのがメス。

ほっそりしているのがオス、

ネットにはそんな風に書いてあるのですが、うちのめだか、太ったオスなのか、やせたメスなのか、どちらともいえないような微妙な体型で、いったいどちらなのだろう、と疑問に思っていましたが、どうやらメス1匹、オス2匹だったようです。

そして最近は、水温があがったせいか、水槽の壁にうっすら緑のこけも生え始めました。

 

命って、不思議。

何もないように思えた小さな水槽に、こんなにたくさんの命が潜んでいて、育っていくなんて。

 

なんだかうれしくてたのしくて、時間があれば、水槽を覗き込んでいます。

                 (写真、yama-p)(きなこ)

 

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