オリンピック

人が幸せだからといって、自分が不幸になるわけではないし、人がうまくいっているからといって、自分が下手になるわけではありません。

それは、わかっていても、人の幸せを素直に喜べなかったり、人が上手にできたことに動揺したりということが、わたしにはやっぱりあります。

 

オリンピックも、そろそろ終盤。

先日のフィギュアスケート女子の試合も、ドキドキしながら応援していました。

 

努力はその人のものですが、演技の順番は運。

前の演技者が圧倒的な演技で大喝采を浴び、花束が山のように放りこまれるリンク。

その演技を見たあと、まだ余韻の残るリンクで滑るのは、どんな気持ちなのでしょう。

でも、今回のフィギュア女子は、みんな、自分のジャンプを成功させ、自分の演技を演じきりました。

すごい精神力!

でも、音楽が終って、顔を覆って氷の上に崩れる姿を見ると、ああ、やっぱりたいへんな緊張の中にいたんだなあ、と知って胸打たれました。

たいへんな4年間を過ごしてきたのだろうなあ、と思いました。

 

ノルディックスキーの渡部暁斗選手が、ラストスパートで前回のライバルにまたも競り負けて銀メダルを獲ったあと、「正直、8年がんばっても、まだ金に届かないのだなあ、という気持ちの中にいます」と言われた言葉にも、心揺さぶられました。

             (写真、yama-p)(きなこ)

 

♪写真をクリックしたら、Dearをお聴きいただけます。https://www.youtube.com/watch?v=M5FgsPzELLc

 

 

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コメント: 2
  • #1

    スミピー (日曜日, 25 2月 2018 15:42)

    げんきなこさん、しばらくぶりでした。
    ホームページに「MY FAVORITESげんきなこ」のリンクを貼ってくださりありがとうございます。
    ほんとに僕なんかのペーペーが選んだ選曲で大丈夫でしたかね??(苦笑)
    でも嬉しかったです^ ^

    オリンピック僕も観てますよ。
    フィギュアスケート男子の羽生くんの金メダルが特に嬉しかったな。
    でも確かに演技の順番は運みたいなところがあり可哀想な部分もありますよね。
    実際、羽生くんが滑り大喝采を浴びたあとのスペインの選手の演技は観れませんでした。もちろんあの演技、そして会場の盛り上がりのあと滑るプレッシャーは相当なものがあったと思いましたし、何より日本人としては羽生くんに金メダルをという思いがあるわけですからどうしてもそのスペインの選手の何らかの失敗を期待して観てしまう…それは何か違うような気がして…
    4年間頑張ってきたこと、いやこれまで選手として頑張ってきた全てをそこで出し切ろうとしている、そこに到るまでの努力はきっと並大抵なものじゃないはずでそれはどの選手も同じ…
    そう考えるとどうしても…
    でも宇野くんの演技は観ましたよ。
    彼は最初の見せ場で失敗した時点でこれは羽生くんを上回るのは無理だなとある意味開き直って気持ちを切り替え残りをベストの演技で終えることを考えたというようなお話を聞いて、若いのにすごいメンタリティだなぁと思いました。
    演技の順番、確かに僕も今回色々考えさせられました。

  • #2

    きなこ (日曜日, 25 2月 2018 16:29)

    スミピーさん、お久しぶりに、こんにちは♪
    うれしかったです。
    まずは、マイフェイバリット げんきなこですが、いいのかな、なんてことはありませんよ。マイフェイバリット、だなんて、タイトルからしてうれしい限りです。ありがとうございます。
    オリンピックのことですが、日本人を応援してしまう気持ち、そして、そのために日本人以外の選手の失敗を望んでしまう気持ち、スミピーさんにまったく同感です。
    羽生君も宮原知子ちゃんも外国の選手も、わたしにとっては同じように友達でも知り合いでもないのに、羽生くんや宮原知子ちゃんの順位がよくなるように、外国人選手の失敗を願ってしまう自分の気持ち、外国人選手に申し訳なさを感じながら、それでも毎回、やはりそう思ってしまっています。
    外国の彼、彼女だって、4年間、わたしがとてもできないような練習を重ねてそこに立っているでしょうに。
    そこまで考えることないのかな、と思ったり、でも、意外と戦争も、根っこにはこんな単純な気持ちがあるのかな、と思ったり、やはり毎回少しひっかかってしまいます。