ブリキのカップ

nishikoriさんが、エスプレッソメーカーを購入され、写真を送ってくださいました。

デロンギって、評判のいい掃除機を作っているあの同じ会社でしょうかね?

写真を拝見したら、いかにも。メカ好きなnishikoriさんが好みそうな雰囲気です。

でも、私の目は、その横にあるカップに釘付けに。

およそエスプレッソを飲むのには似つかわしくないこのカップ、ブリキのカップではありませんか!

 

小学生の頃、私の2大愛読書は、「赤毛のアン」と「大草原の小さな家」でした。

特に「大草原の小さな家」には、日本の片田舎に暮らす女の子の心を憧れでいっぱいにするようなグッズがたくさん登場しました。

カリカリに焼いたブタの尻尾。

まんまるに膨らませてボールにして遊ぶブタの腸。

そしてわたしが一番あこがれていたのは、「ブリキのカップ」。

大きな森や大草原を、時に移動しながら暮らすインガルス一家の食卓には、陶器ではなくブリキのカップが登場していました。

 

本を読みながら、私はブリキのカップがほしくてたまらなかったのですが、田舎のちいさな金物屋さんにも陶器やさんにも、ブリキのカップは置いてありませんでした。

隣の隣にある大きな町のデパートの食器売り場でも探したのですが、やっぱり見つけられませんでした。

 

ほしいときには、ブリキのカップが見つからず、そのうちに熱も冷めて、憧れだったブリキのカップを私がようやく手にしたのは、すっかり大人になってからです。

そして今も、そのカップは、我が家の洗面所にぶら下がって、活躍しています。

                          (写真、nishikoriさん)(きなこ)

 https://www.youtube.com/watch?time_continue=23&v=B1aQS8mmJcM

 

写真をクリックすると、「夢を追いかけて」をお聴きいただけます。

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コメント: 3
  • #1

    Nishikori (水曜日, 13 12月 2017 07:39)

    ブリキなわけ
    主婦の着眼点は、やはり違いますね。あれは飲むためのカップではなく、スチーム管からの蒸気で牛乳を泡立てるための容器(取説にはピッチャーって書いてありました)のつもりです。何故金属製かっていうと熱の伝導性が陶器やガラス容器に比べて高いため、器を保持しているだけで内部のミルクの温度が体感的に伝わり、スチームノズルの先から蒸気を吹き出してスチームミルクを作っている数十秒間に、ミルクの温まり具合が人肌よりやや熱い状態になったタイミングが瞬時に分かるかららしいです。以上説明書の受け売りでした。じゃ。

  • #2

    スミピー (木曜日, 14 12月 2017 07:12)

    げんきなこさん、Nishikoriさん、おはようございます!
    エスプレッソマシンとはこれまたコーヒー好きな自分にとっては何とも興味深い、萌える…エントリーではないですか(笑)
    ブリキのコップはミルクの温まり具合を測るためのものだったのですね!
    僕はペーパードリップでコーヒーを淹れるのですが、その作業って結構繊細で淹れ方はもちろんお湯の温度、カップをあらかじめ温めておく作業など拘れば細かいところまで拘れるんですよね。
    Nishikoriさんのミルクを人肌よりやや熱くする作業にもそんな拘りを感じました。
    僕もエスプレッソマシン欲しいな…
    きなこさんが言われてらっしゃる童話のなかに出てくるものに子供のころ興味を惹かれたという話もよくわかります。
    僕も「ビフテキ」とか日本の童話でいったら「ぼたもち」なんて、わー!食べてみたい!!
    と思いながら見てましたから。
    あと、なぜか主人公が貧しいながら美味しそうに食べるパンが無性に食べたく思えるんですよね。
    というわけで←勝手にまとめるな!
    コーヒーにパンにハムエッグな朝を迎える贅沢な現代人スミピーなのでした(笑)

  • #3

    きなこ (木曜日, 14 12月 2017 21:06)

    Nishikoriさん、スミピーさん、こんばんは♪
    今日は、あれこれあってパソコンを開くのが夜になり、そうしたら珍しく(!)コメントが2つもあって、うれしかったです。返信遅くなりましたが、ありがとうございました♪
    「ブリキのコップ」のわけ、そういう意味だったのですね!
    主婦の視点だなんてほめていただいてうれしかったですが、いえいえ、それが「ブリキのコップ」でなく「ロイヤルハーゲンのコップ」だったりしたら、気がつかなかったかも。
    ブリキのコップであるわけも、初耳でした。
    でも実は、我が家のブリキのコップが、洗面所のコップになっているのも、直接コーヒーを飲むのには、カップが熱くなりすぎたのが理由です。わたしが猫舌っていうこともあるのですけど。
    それから、スミピーさんの貧乏な主人公が食べるパンがおいしそうだっていう話、スミピーさんもそう思っていましたか!
    実は、わたしもそうなんですよ。
    黒パンとか、堅パンとか、貧しい主人公が、貧しい食卓で切り分けて、あるいは旅の途中に背負ったズタ袋や時ポケットから取り出して食べるパンの、なんとおいしそうなこと!あれ、なんであんなにおいしそうなんでしょうね。
    おそらく、実際に食べたら、むしろおいしくない部類のパンなんでしょうけど、わたしも、あこがれていましたねえ。
    思い出すと、童話や昔話が好きだった頃は、「貧乏」や「不幸せ」にもあこがれていたようなきがします。