よき環境は

スミピーさんから、メールをいただきました。

日帰り旅行で大久野島に行かれたそうです。

 

瀬戸内海に浮かぶ大久野島は、かつては、毒ガスを製造していた島で、地図に載らない秘密の島だったそうですが、今は、島中にうさぎが跳ねまわる島として、日本人だけでなく、外国人観光客にも人気の場所だときいています。

「のんびりしていて、あなた、絶対好きだと思うわ」

そんな風に、親しい年配の方から言われたこともあり、わたしも一度、行ってみたいな、と思っている島です。

 

その大久野島に、スミピーさんが職場の日帰り旅行で行かれたそうです。

楽しかった旅の様子がつづられた文章は、以下のように続きます。

 

ただ、ひとつうっかりしていたことが…

うちの母親が大のうさぎ好きなのにも関わらずそのことをすっかり忘れうさぎさん関連のお土産を買って帰りそびれてだという…

母親は「無事に帰って来てくれただけで十分よ」と言ってくれましたが、何とも悔やまれるというか心残りとなってしまいました。

でも、とてもとても楽しい一日でしたよ。

実は木曜日から風邪で寝込んでいたので、病み上がりでかなり疲れはしましたが、でも行ってほんとよかったです！

 

読ませていただいて、心がじわんとしました。

「無事に帰って来てくれただけで十分よ」

頭の中の映写機がカタカタ回って、映画のワンシーンのように、その様子が頭の中に浮かびました。

病み上がりのスミピーさんの体調を気遣いながら送り出されたお母様は、たのしそうに戻って来られたスミピーさんをみて、心からうれしかったのでしょう。

お母様のこの一言に、今日一日心配されていたことや、スミピーさんへの愛情がいっぱいに感じられて、胸がいっぱいになっています。

スミピーさんのコメントを読ませていただくたびに、優しくて心細やかな方だなあ、と感じているのですが、その源には、こんな素敵なお母さんの存在があったのですね。

偶然にも、つい先ほど、「よき環境は、よき人をつくる」という格言を目にしたところでした。

その通りですね。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（写真、スミピー）（きなこ）

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