スイカの謎

昨日もスイカを食べました。

「何で、スイカの皮は緑なのに、果肉は真っ赤なんだろうね?」

「そういえば、内と外がこんなに正反対の色の果物って、他にないよね」

なんて話を元気さんとしながら、食べました。

スイカは、昨日のうちに完食。

でも一晩たっても、やはり気になり、今、調べてみました。

いつも思うのですが、ネットって、ありがたいですよね。

疑問が、即座に解決できる、このすっきり感!

 

まずは、スイカの緑。

この緑、葉緑素の色なんだそうです。

スイカは、葉っぱだけでなく、皮でも光合成をしているのだそうです。

で、子供の頃は黒いクレヨンで塗っていたスイカの縞ですが、これは黒でなく濃い緑で、葉緑素がよりぎっしりと詰まっている部分なのだそうです。

スイカの皮が光合成をしているなんて、びっくり!初耳でした。

自由研究をまだしていないお子さんに、これから間に合う自由研究として、教えてあげたいですね。

 

でも、なんで縞があるの?

そんな疑問にも、ちゃんと答えが見つかります。ネットって、ホントに便利。

 

スイカは瓜科の野菜。(果物じゃないんですね)

きゅうり、へちまなどのウリ科の野菜の特徴は、縦皺のあることだそうで、スイカの縞も、この縦皺の一種なのだそうです。

それから、この縦皺に添ってスイカを切ると、種がずらりと並んでいるのだそうです。

あんなにスイカを食べていながら、気がつきませんでした。

ということは、少しでもたくさん種に養分を与えたくて、スイカのお母さんは、子供である種の上に葉緑素を密集させているということでしょう。

あの縞は、母の思い、なんですね。うーん、深いな。

 

それから、果肉の赤。

もともとスイカは、黄色だったようなのです。

スイカはアフリカ原産なんだそうですが、5000年前からもう品種改良されていて、エジプトの墓などからも発見されているそうなのです。

そんな風に、スイカが重用された理由は、そのみずみずしさ。

暑い地域では、水分の貯蔵を目的に、旅に出るときもスイカを持って出かけていたのだそうです。

WATER MELONという英名は、まさにスイカの歴史を物語っていたのですね。

そんなわけで、水分ゆえに重用されてきたスイカ、できればおいしく食べたいと思い、甘さを追及した結果、黄色から赤に変わったのだそうです。

甘みと赤の色は関係が深いそうで、甘いスイカを追及した結果、黄色いスイカが赤くなった、ということみたいです。

 

大好きなスイカ、こんな野菜だったのですね。

今度、サツマイモについても、調べてみよう。

                            (ジュリエットさん)(きなこ)

  

♪写真をクリックすると、「あけびの実の熟れるころ」をお聴きいただけます。

https://www.youtube.com/watch?v=9Fy5TxG5sJU