あいサポーター

以前、患者仲間のYさんが横断歩道を渡るのが不安で隣にいた人に「一緒に渡ってほしい」と頼んだけれど断られた、という話を書きました。
みんなそれぞれの用事と事情を抱えて外出しているわけですから、断ることも断られることも仕方ないと思うのですが、誰が手を貸してもらえる人かがわかれば、お互いにツライ思いをせずにすみます。
実はそんな願いを叶える画期的なマークがあったのです。
「あいサポートマーク」です。
飛んでいるような赤と白の2つのハートが重なったマーク。それがバッチになっていて、それを付けた人は「わたしが手を貸しますよ」ということを示しているのです。
バッチ所有者を名付けて「あいサポーター」。簡単な手続きで、このバッチをゲットすることができます。
推奨者は中国地方をはじめとする各都道府県。広島県でも今、普及活動に力を入れていらっしゃるみたいです。
実は患者会で作ったSOSカードの普及のお願いで県庁の担当課をお訪ねした折に、逆に「あいサポーターになってください」と言われました。
「手を貸してほしいときもあるでしょうが、あなたたちも手を貸せるときもあるでしょう」と。
その言葉は新鮮で、とても嬉しかった。
そんなわけで、パーキンソン病友の会広島県支部も「あいサポート団体」になりました。
マツダさんなど「あいサポート企業」になっていらっしゃる企業さんもたくさんあります。
うれしい画期的な取り組みだと感じています。(きなこ)

   

   (絵をクリックすると、「ふたたびの少年」が流れます。

 

https://www.youtube.com/watch?v=hEDIN2GTibw&feature=youtu.be


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コメント: 7
  • #1

    スミピー (日曜日, 09 4月 2017 00:35)

    こんばんは。
    そのようなバッジがあること初めて知りました。これがあると手を貸してもらいたい方側もそうですが、こんなときどうしたらいいんだろう…??手をお貸しするべきか??余計なお世話になりはしないだろうか??とわからないでいるという人もきっと沢山いらっしゃりそんな方の側からしてもいつでもお力になりたいとバッジでお伝えできればもっとスムーズに助け合いができるのではないかと感じました。
    果たしてそんなとき何ができるかと言えば自信がないですが、もし自分も持てるならこのバッジ持っていたいなと思いました。
    どのような手続きを踏むばいいのでしょうか??
    あと、SOSカードについてももっと知りたいです。
    実はお恥ずかしながらまだ、あ〜こんなものがのがあるんだな程度の知識しかないもので…
    もしよかったら合わせて教えていただけると助かりますm(_ _)m

  • #2

    スミピー (日曜日, 09 4月 2017 00:40)

    すみません、誤字だらけでした…

    踏むば→踏めば
    こんなものがのが→こんなものが

    です。

  • #3

    きなこ (日曜日, 09 4月 2017 01:14)

    スミピーさん、こんばんは♪
    いつも思うのですが、スミピーさんも夜更かしですね。我が家に負けませんねぇ(笑)
    それはともかく、あいサポート運動、そうなんですよ、ちょっと凄いでしょ?
    わたしもその趣旨を初めて聞いたときは、その発想に驚きました。
    スミピーさんの言われるとおり、手を貸してくださる側も心が楽になるカードですよね。
    このバッチをもらうためには、あいサポーターになるための各種講演会やイベントに参加したらいいみたいです。「あいサポート運動 広島県」で検索するとスケジュールなどが載っているみたいですよ。
    それから私たちのSOSカードのこともお尋ねくださってありがとうございます。
    パーキンソン病には、それまで普通に動いていた人が、突然動けなくなるという独特の症状があり、これを「オン、オフ」と言います。手を貸してくださいのカードは他にもあるのですが、パーキンソン病は「オン、オフ」症状のために理解してもらいづらく(だって、さっきまで歩いていた人が今は歩けない、って、普通はフシギですよね)、また緊急に手を貸してほしい場面も多く(横断歩道の真ん中で突然歩けなくなった。トイレから出られなくなった、などなど。)、なのでパーキンソン病独自で「SOSカード」を作り、その症状を皆さんに理解してもらい、安全に外出が続けられるようにと、みんなで活動をしています。
    SOSカード、まだまだ知られていないカードなので、スミピーさんがご存知ないのは当然なんです。もし、広電の宮島線を利用されることがあるようなら、構内のポスターを気をつけて見てみてください。元気さんがモデルのパーキンソン病ポスター、各駅に掲示していただけていると思います。
    でも、スミピーさん、こんなことに関心を持ってくださって、ほんとうにありがとうございます♪

  • #4

    スミピー (日曜日, 09 4月 2017 02:00)

    きなこさん、質問にお答えくださりありがとうございます。
    そうなのです、結構な夜更かし者なのです(笑)
    というかあまり眠れない、眠れてもなかなか心地好い睡眠がとれない、という理由から起きているというのもあります。
    ま、わりと最近は眠れなくても平気なのでいわゆるショートスリーパーでもあるのかも知れません^_^

    で、あいサポート運動検索してホームページ見てみました。
    やはりある程度それぞれの障がいについて知識がなければならないということで研修を受ける必要があるのですね。僕も決して健康ではないので例えば研修を受けに行く場所が市内とかだったらちょっと自信がないというのがあります。決まった日に研修を受けるだけの体調であるかということも…

    あと、SOSカード今度ゆっくり電停などでも見てみようと思いますが、僕は結構外では緊張感や周囲が恐いというのがあるためこの間もそちらお見かけしましたがじっくり読んだりということができませんでした。
    どこかに冊子など置いてないでしょうか??

  • #5

    きなこ (日曜日, 09 4月 2017 02:34)

    まだ起きているのですね!、ダメですよ、と言いつつ、私も起きているのですが(笑)
    冊子はないのです。でも、また何でも聞いてください。何でもお答えしますので。でも、そんな風に関心を持ってくださること、ほんとうにありがたいことだと思います。元気さんがパーキンソン病になったので、わたしもパーキンソン病については少しわかるようになりましたが、でも他の疾患については理解していません。自分たちのことは知ってほしい、でも他の人のことはよくわからない、で、それはずるいというか、なにかとても悪い気持ちなのですが、でも事実です。でもそれを思うと、スミピーさんのお気持ちはありがたくて、頭が下がる気持ちです。
    ところで、スミピーさんも眠れないのですね。元気さんも眠れないのですよ。眠っても気持ちいい睡眠がとれないから眠らない、というのも同じ。だいたい昔から睡眠時間の短い人だったのですが、病気になってますます眠らないというか、寝れないというか、そうなりました。わたしがグーグー寝ているのを見て、「うらやましいよ」と言っています。
    さあ、ではそろそろ休むことにしましょうかね。スミピーさんも、元気さんも、今夜はいい睡眠がとれるといいですね。では、おやすみなさい♪

  • #6

    しゅうじ (日曜日, 09 4月 2017 08:07)

    知らないことがいっぱいありますね。昨日の朝、光高校放送部の生徒さんの数分の電話インタビュー(だったみたいです)にお応えさせていただいたのですが、お話している間に自分はげんきなこさんのことなんにも知らないんだなぁ、なぜ今自分はお話しているんだろう、これはかなりの図々しさ、いややや~とても恥ずかしい~的なことになってしまいました。が、相手は放送部、ものを伝える難しさは百も承知、のはず?!いいように料理(全面カーット)してくれるものと超勝手に納得の今朝であります。だはは(^_^;)

  • #7

    きなこ (日曜日, 09 4月 2017 09:27)

    しゅうじさん、おはようございます♪
    そうなんですか、大切な休日のお時間、ドキドキさせてしまったのですね。でもありがたいことですねぇ。ありがとうございました。
    知らないと言えば、私たちだって、しゅうじさんのことを知らないわけで、お互いさまですよ。
    でも考えてみれば、どんなに仲のいい友達でも、親子兄弟でも、「知っているか」と言えば知ってるけど知ってないし、知ってないけど知ってるし、みたいな話なわけで、そういう意味では、知ってる量より、心が寄り添いあえるかどうかの方が信用できる目盛りなのかなあとも思います。
    そしてその目盛りに従えば、きっとしゅうじさんを生徒さんが選ばれたことはバッチリ正しいんだろうなあ、と感じています。
    ちょっとドキドキさせて悪かったですけど。
    番組の出来上がりが、私たちも楽しみなようなコワイような。
    でも本当にありがとうざいました♪