子規 2

まだまだ正岡子規の「病床六尺」を読んでいます。
かろうじて現代文と言える子規の文章は、平成のコトバの中にいる私には少々難しく、時々読めなかったり、意味がわからなくて辞書をひくこともあります。
で、ふと思い出したのが、少し前に読んだ夏目漱石の「坊っちゃん」
痛快に一気に読みました。
でも漱石と子規は友達で、同じ時代の人。
しかも、子規の「病床六尺」は新聞に掲載されたエッセイですから、むしろ子規の文章の方が、明治時代の「普通」だったのかもしれません。
だとしたら、百年たっても古びない漱石の言葉使いのセンス、凄いですよね。                
むか~し、昔、「文豪」という名前のワープロがあって、そのCMに出ていたのは高橋英樹扮する夏目漱石だった記憶がありますが、やはり漱石は文豪かも。 

                         (絵、安本洋子さん)(きなこ)