春のおとずれ

4ヶ月入院されていた患者仲間のNさんから

「来月退院することになりました」

と、メールがとどきました。

 

Nさんは、自分のことはさておき、人のお世話に奔走する人で、周りの人たちは、「奥ゆかしいNさん」と呼んでいます。

人のことばかり思う人が入院生活を送るのは、わたしのような怠け者がベッドにいるのより精神的にもお辛かっただろうなあ、と思うのですが、でも、ようやくの退院。

退院といったって、パーキンソン病なわけですから、盲腸が完治したようにはいかないでしょうが、でも、4ヶ月は、待つだけの身にも長かったですから、なにはともあれ、新しい始まりを喜びたいと思います。

 

今日は、風が強くて、空気は冷たいのに光はあかるい、いかにも春のはじまりらしい一日でした。

その夕方に届いた、Nさんからのメールでした。

                             (写真、yama-p)(きなこ)