少し違う ずいぶん違う

山田耕筰の自伝、読んでいます。

すごいです、この人は。

半端な努力ではないです。

自分を、厳しく厳しく追い詰めることのできる人なんだなあ、と感服。

でも

「自分が交響曲を作り始めると、家族はいやがるのだ。

一日22時間作っているような生活をするからだ。

自分は平気なのだが。」

という部分は、おおいに納得。

なるほど、そうでしょう、そうでしょう。(と、パソコンを抱えて寝る元気さんに言っています。)

 

ところで、山田耕筰の「さく」の字が『筰』だということ、初めて気がつきました。

もとは「耕作」だそうですが、44歳から、竹冠のついた「筰」に改名されています。

「筰」という字、わたしは他では見たことがないのですが、パソコンの変換も、「耕筰」だとすぐに出てきます。

そういえば、手塚治虫さんも、本名に「虫」の字をつけてペンネームにされていますよね。

少し違う。ずいぶん違う。

そんなキャッチコピーができそうなくらい、小さな違いだけど、ずいぶん雰囲気が違うものだなあ、と面白く思いました。

                                (yama-p)(きなこ)