ロビンソン・クルーソー 3

ロビンソン漂流記、読み終えました。

面白かったです。

人食い人種や奴隷などなど、今とはまったく違う社会状況の上に展開している300年前の物語なのに、まったく違和感なく感情移入できてしまうのはなぜだろう、と本のパワーを感じながら、ぐいぐい読み進みました。

この本、すでに江戸時代、日本でも翻訳されて読まれていたそうなのですが、江戸の日本人の心もガッシリとつかんでいたのですね、ロビンソン・クルーソーは。

 

でも、わたしの読解力では、よくわからなかったこともひとつ。

どうしてロビンソン・クルーソーは、孤島での毎日を絶望せず、前向きにすごせたのでしょう。

27歳から55歳までの28年間。

人がつらいと思うことはいろいろあると思いますが、孤独はその中でも、一番つらいことのひとつと思います。

難破船から持ち出せたものの中には聖書もあって、ロビンソンクルーソーはサバイバル生活の中で信仰に目覚めているのですが、「神様との対話」があったから28年の孤独を乗り切れたのかな、とも思いましたが、それにしても、期限のない孤独を救ったものの正体が、私にはよくわかりませんでした。

この本を書いたとき、作者は55歳だったそうですが、また時間を置いて、もう一度、読んでみたいと思っています。

 

ロビンソン漂流記、実は三部作で、その後のロビンソンクルーソーの物語もあるそうです。

和訳されてなくて、イギリスでも、ほとんど読まれていないそうですが、続編があったことにも驚きました。                                   

                                  (yama-p) (きなこ)

 

 

 

 

 

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コメント: 2
  • #1

    しゅうじ (日曜日, 19 2月 2017 18:14)

    読んでないのにすいません(^^ゞいろんな方の読んだ感想を読んで感心してしまいました。「冒険者」は私達、「波や風」は日常の困難、「まぶしい希望の光」は生きる意味、価値、将来の夢、目標では、、、そんなふうに自分ごとに捉えられてる方が少なからずおられたんです。私は大袈裟に云える立場じゃありませんが人生って簡単には泳いで行けません、非日常を描いた物語なのに、誰もが感じる日常と同化してしまうなんて、この作品あたかも自己啓発本のような存在ですね。感心しました。

  • #2

    きなこ (日曜日, 19 2月 2017 19:14)

    しゅうじさん、こんにちは♪
    どんな内容にもコメントをくださり、乱打のうまいプレイヤーみたいだなあと感じています。
    私は以前遊びでテニスをしていた頃「あなたは性格的に試合に向かないね」と言われていたのですが、自分的にも、来たボールをただ相手の手元に返すだけのラリーの方が好きでした。
    しゅうじさんのコメントを読むと、いつも上手なラリーを思います。
    ロビンソン・クルーソー、江戸時代以来の超ロングセラーらしいですから、また機会があったら読んでみてください。