飛びまわる雲

 

「電子は原子核のまわりを飛び回っているって、知ってるよね。

電子はクモみたいなもんなんだよ。」

 

「ふうん。知らないけど、「蜘蛛の子を散らす」って言うよねぇ。そういうことかな。」
「いや、そのクモじゃなくて、空に浮かぶ雲ね」
 
元気さんは物理が大好きなので、物理の話がしたくてたまりません。
ところが私は、物理といえば赤点を思い出すだけの劣等生だったので、何を言われても教えられてもチンプンカンプン。
ネコを相手に話すのと変わらないレベルです。
私しか聞き手のいない元気さんもかわいそうですが、それでも側には私しかいないので、洗濯を干したりネギを刻んでいる私に向かって、「素数というのはね」などと、懲りもせず話しかけています。
  

「門前の小僧、習わぬ経を読む。」
何度も聞いていれば、自然と覚える。

そんな向上的なケースもあるのでしょうが、「馬の耳に念仏」という言葉もあり、どうやら私と物理は、馬と念仏の関係のようです。
「飛びまわる雲ねぇ。」と、私の頭には孫悟空が乗っていた金斗雲がポワンと浮かんで、「堺正章と夏目雅子の西遊記はオモシロカッタなぁ」などと思っているのです。

 

                                (写真、yama-p)  (きなこ)

 

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コメント: 3
  • #1

    元気 (火曜日, 07 2月 2017 05:29)

    気が付けば、こんなことを書かれていて、ちょっとというか大いに恥ずかしい。知る人が読んだら苦笑ものの会話。最近まったく理解できないのに、妙にこういうジャンルに興味があります。でも先日久しぶりに、ペンと紙とで数式計算したところ、まったくでといっていほど、うまくいかなかた。いったいどこまで退化してるんだろうか。愕然というか、これこそ苦笑ものでした。

  • #2

    しゅうじ (火曜日, 07 2月 2017 21:00)

    おおぉっ~コメントが入ってる~と思ったら元気さんでしたか(^^ゞ
    わが家も少し似たようなことがありますよ。妻や子供たちが日常目にしたり体感することにあれこれ物理法則持ち出して説明したがるオジサンここにありです。例えば、クルマが左に曲がるコーナーを走ってる時に身体が右に取られる現象。これまでも幾度となく説明の機会をいただきましたが、未だに理解いただけてないようです。きっと説明が悪いのでしょう(^^;)

  • #3

    元気 (火曜日, 07 2月 2017 22:15)

    いつもお付き合い感謝です。ブログは現状で結構満足してます。ボチボチいきますのでお付き合いのほどよろしくお願いします。
    物理法則、そもそもまったく興味なく、ぬかに釘、馬の耳に念仏、、、音楽という共通のものがあってよかったー。