入院中のAさんに、「広島も寒いですよ」とメールしたら、
「ありがたいことですが、病院に缶詰の身は寒さも感じられません」
と返信がとどき、続いて
「実は、外の空気が吸いたくて、内緒で病院を抜け出したんですが、夜になって、看護師さんにバレて怒られました」
とありました。
Aさんも元気さんと同じで、体が突然動かなくなる症状が顕著なパーキンソン病。
先日も、これは別の方ですが、
「夜、トイレに行ったら、そこで体が動かなくなってしまいました。
携帯も薬もなくて、次の日、ヘルパーさんが来てくださるお昼まで、12時間、ずっとトイレから出られませんでした」
という話を聞きました。
元気さんによると、オフになると足の裏がタコの吸盤になったように、どうにもこうにも足が持ち上がらないのだそうです。
突然、地面に足裏がくっついて離れなくなる恐ろしさは、どれほどだろうと思いますが、それでも「冬の寒空に脱け出し」たくなる気持ち。
Aさん、なるべく脱け出さないで、でも、脱け出すときは、人けのある道を、必ず携帯とSOSカードを持って脱け出してくださいね。 (yama-p) (きなこ)
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